新しい検査機器「BioFire SpotFire Rパネル」を導入しました。
最近コロナに加えてインフルエンザも猛威を振るう中、アデノウイルスやRSウイルスなど様々な病原体が発熱の原因となっています。
症状も似ているため診察のみではなかなか原因を特定できず、1回の検査では分からなかったりすることも多いのが現状です。
特に小さなお子さまは何度も鼻の穴の中を綿棒で擦られることがかなりの負担になっていることと思います。
先月末、当院にビオメリュー・ジャパン株式会社 “BioFire SpotFire Rパネル” という多項目同時PCR検査機器を導入いたしました。
この検査機器は、複数の病原体(全15種類)を一気にPCRで検査してしまおう。というとても画期的なものとなっています。
複数の病原体とは、以下のものを指します。
- ●細菌
- ※パラ百日咳
- ※百日咳
- ※クラミジア・ニューモニエ
- ※マイコプラズマ・ニューモニエ
- ●ウイルス
- ※アデノウイルス
- ※新型コロナウイルス
- ※季節性コロナウイルス
- ※ヒトメタニューモウイルス
- ※ヒトライノ/エンテロウイルス
- ※インフルエンザA
- ※インフルエンザA/H1-2009
- ※インフルエンザA/H3
- ※インフルエンザB
- ※パラインフルエンザ
- ※RSウイルス
この検査機器を使用することで、どのウイルスで症状がでているのか一回で検査することができます。
そのため、症状がでたその日のうちに不安を払拭することができます。
もちろん全て陰性で原因が特定できないこともありますが、陽性だった場合は早期に特効薬の処方が可能となります。
保険適応検査となりますので、費用は3割負担の方で5,000円程度 検査時間は16~17分となります。
発熱症状のある方は、原則発熱外来での診察で予約制となります。
検査をご希望される方は、スタッフまでご相談ください。